1.本データベースの目的

 

 小学校学習指導要領解説生活編(以下、解説生活編)の学年の目標の趣旨(2)において、「自分と身近な動物や植物などの自然とのかかわりに関心をもち、自然のすばらしさに気付き、自然を大切にしたり、自分たちの遊びや生活を工夫したりすることができるようにする」1)とあり、子どもが自然と関わることにより、自然のすばらしさに気付き、自然を大切にすること、自分たちの遊びや生活への工夫ができるようになることが期待されている。また、解説生活編の生活科の内容(6)において、「身近な自然を利用したり、身近にある物を使ったりなどして、遊びや遊びに使う物を工夫してつくり、その面白さや自然の不思議さに気付き、みんなで遊びを楽しむことができるようにする」)とあり、身近な自然を利用し、遊びを行うことによって、その面白さや不思議さに気付くことを目指すと述べられている。

 教師が生活科の授業で扱う自然遊びを選ぶ際の手引きとなるよう、植物を使った自然遊びのデータベースを作成した。

 

 

2.本データベースの内容

 

1.概要

 作成した全51種のデータベースの中には、1:植物の自然遊び、2:扱う植物、3:遊ぶ季節、4:必要な材料・道具、5:調達方法、6:調達のしやすさの基準、7:遊びやすさの基準、8:遊び方、9:遊び方の工夫、10:予想される子どもが得られる気付きの10点について記載する。また、場合によっては、遊ぶときの諸注意、発展的な遊びの方法について記載する。

 

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2. 材料の調達方法について

「摘む」、「栽培」、「拾う」の3種類で表記する。

  「摘む」は、野原や道端に生えているものを採って扱うということである。

  「栽培」は、文字通り、子どもや教師が栽培したものを扱うということである。

  「拾う」は、落ちている木の実や葉を拾って扱うということである。

 

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3. 材料の調達方法の基準について

 「易」「普」「難」の3段階で評価する。

 

 (1)「摘む」「拾う」について

  道端や、公園など身近に該当する植物があれば、「易」とする。

  少し開けた場所に行かないと取れなかったり、数の少なかったりした植物は「普」とする。

  見つけることが難しい植物は「難」とする。

 

 (2)「栽培」について

  栽培のしやすさで評価する。

 小学1・2年生が生活科の活動において育てることのできるものは「易」とする。

  員が育てる支援を行ったり、長期にわたって世話をしたりすれば得られるものを「普」と する。

 

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4. 遊びやすさの基準について

 「易」「普」「難」の3段階で評価する。

 単純であったり、練習をしなくても簡単に遊べたりできると判断したものを「易」とする。

 少し練習すればできると判断したものを「普」とする。

 子どもにとって複雑である、こつがいるなどと判断したものを「難」とする。

 

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5. 子どもが得られる気付きについて

 自然遊びを通して、子どもがどのような気付きを得られるかということを予想し、記載する。

 

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3.引用文献

 

1)文部科学省「小学校学習指導要領解説生活編」、日本文教出版、2008p.16

2)上掲書1)p.32